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Power Appsでできることとは?サンプルアプリ作成を通して解説(第2回:新規登録画面作成編)

前回の記事では、Power AppsでWEBアプリを作るための準備を行いました。(データベースの準備およびアプリの作成)

今回は、データの新規登録をする画面を作成していきます。

ヘッダーを作成する

まずは見た目から・・・ということで、アプリ画面に簡単なヘッダーを作成します。

挿入 → ラベル をクリックします。

ラベルが追加されました(ちっちゃ!)

デザインの変更はExcelやPower Pointを使う感覚で行えます。シンプルですが、デザインを変えてみました。

入力フォームを作成する

今回のメイン作業、入力フォームの作成を行います。

データソースにSharePointリストを追加する

前回の記事で作成したデータベース(SharePointリスト)を使用できるように設定を行います。

前回作成したSharePointサイトを選ぶ
Comments と tasksの両方に接続する。
データソースに2つのSharePointリストが追加された

ここまでの作業で、前回作成したSharePointリスト(tasks,Comments)を利用できるようになりました。

入力フォームを画面に追加する

次は、ユーザーがデータを入力するためのフォームを作成します。

挿入 → フォーム → 編集
フォーム(の枠組み)が挿入されました

フォーム(空ですが・・・)が作成できたので、設定を進めていきます。まずは、このフォームを、SharePointリストの「tasks」と紐づけます。

フォームを選択した状態で、プロパティ → データソース をクリックし、tasksを選ぶ
tasksと紐づいたフォームが自動作成されました

入力フォームを編集する

ここまでの作業で、フォーム自体はできているのですが、以下の点を改良したいと思います。

改良したい点
  • 「detail」は複数行入力できるようにしたい
  • 「status」はプルダウンで選択したい
  • 「deadline」の初期値は本日日付にしたい
  • 「添付ファイル」はいらない

detailとstatusを改良する

detailとstatusはデフォルトでは「テキストの編集」というコントロールになっています。これを、detailは「複数行テキストの編集」、statusは「許可値」に変更します。

ついでに、「列」を「1」に変更、「既定モード」を「新規」に変更しておきます。

コントロールの種類を変更する。ついでに、「列」と「既定モード」も変更した

コントロールの種類=許可値 は、ドロップダウンだと思って頂ければOKです。

「列」は見た目についてのプロパティです。各コントロールを横に何個並べるかを指定できます。

「既定モード」を「新規」にすることで、最初にこの画面を開いたとき、入力フォームが新規登録モードになります。

さて、statusが無事ドロップダウンの見た目になったのですが、選択肢を設定しておく必要があります。

設定が変更できないようにロックされているので、ロックを解除します。

次に、選択肢を入力していきます。

詳細設定のデータ>Itemsを修正。カッコ[]でくくり、選択肢をカンマ区切りで入力する

ここまでの作業で、detail を 複数行の入力欄にでき、status をドロップダウンから選択できるようになりました。

deadlineを改良する

deadlineは、自動的に日付タイプのコントロールになっていますが、初期値が2001年12月31日になってしまっています・・・

初期値に本日日付がセットされるように修正します。

DefaultDate に Today() を入力

これで、初期値が本日日付になったと思います。

登録ボタンを追加する

フォームが概ねできたので、登録ボタンを作ります。

挿入 → ボタン を押すと、ボタンが作成される

次に、ボタンを押したときの機能を設定します。

OnSelect に SubmitForm(Form1) を入力

このように、「OnSelect」には、ボタンを押したときの挙動を設定します。

SubmitFormは、「フォームに入力した内容を登録する」という意味になります。()の中の Form1 は、先ほどから作っていたフォームの名前ですね。

これで、登録ボタンの作成は完了です。

ちなみに、私はボタンを四角くしたかったので、「境界半径」というプロパティを 0 に設定しました。

プレビューで試してみる

見た目を少し整形して、最終的にはこんな感じの画面ができあがりました。

さっそく、動作確認をしてみましょう。

画面右上の「アプリのプレビュー」ボタンを押下します。

こんな感じに入力して、ADD TASKを押す

ADD TASKボタンを押すと「表示するアイテムがありません」と表示されますが、この段階ではこれでOKです。

ちゃんとデータが登録されたか確認してみましょう。

前回作成した、SharePointのサイトを開き、tasksの中身を確認してみます。

tasksにデータが登録されている

ここまでで、新規追加画面の作成は一旦完了です。

第3回では、登録したデータを表示したり、検索したりする画面を作成する予定です。

コメント

  1. Takeshi Yamamoto より:

    いつもありがとうございます。
    こちらのサイトでいろいろ勉強させて頂いております。
    リストボックス作成の処理のところで、[“aa”,”bb”] のように記述したところ、itemのところに赤の☓マークがでて処理が進められなくなりました。
    何が問題なのでしょうか?
    よろしくお願いいたします。

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