AppSheetで選択式の入力欄を作る時は、TYPEにEnumやEnumList、もしくは、Refを指定します。
Enum、EnumListは選択肢をあらかじめ決めておいて手で入力、Refはテーブルの列を指定して選択肢にする・・・という使い方が基本になります。
なお、EnumまたはRefにした場合、利用者は値を1つだけ選択でき、EnumListにした場合は、利用者は値を複数選択することができます。
今回、テーブルの列を選択肢に指定したいけど、複数選択できるようにしたいという要件があったため、試してみました。
EnumListで選択肢にテーブルの値を指定する
Data > Columns > 該当項目の鉛筆マークより設定します。

下図のように設定しました。
TypeをEnumListに、Base TypeをRefに、Referenced table nameに選択肢となる列を指定しました。

これだけで設定は完了です。
下図のように、複数の選択肢をチェックできるようになっています。

複数選択後はこんな感じになります。

複数の選択肢を選ぶことができました。
補足ですが、Data ValidityのValid IfにFilter関数を設定することで、リストに表示する値を制限することができます。
たとえば、備品テーブルのうち、備品状態が「正常」の備品だけをEnumListの選択肢にする場合は下記のようになります。
FILTER(備品,[備品状態]="正常")
コメント